インテグラル・リアルエステート株式会社（以下、IRE）は、IREが運用するインテグラル・リアルエステート・ファンド1号（以下、IREF I）において、東京都港区に所在するオフィスビルの取得を完了しましたのでお知らせいたします。
今般取得する物件は、JR「新橋」駅から徒歩5分、都営大江戸線「汐留」駅から徒歩3分に位置する新築オフィスビルです。本物件は、前所有者によってオフィスビルとして開発された物件ですが、交通利便性に優れ、国内外の旅行者に人気の高い銀座エリアにも至近の好立地に位置していることから、弊社取得後にオフィスビルからホテルへの用途変更（コンバージョン）によるバリューアッドを計画しております。
コンバージョン工事完了後は、ITを駆使した効率的な運営で業界をリードする国内有力オペレーターのmatsuri technologies 株式会社を運営会社として招聘し、同社の最上級ブランド「Stand Hotel」の第1号店として、2026年3月の開業を予定しております。各フロア客室は1つでゆとりのある客室面積を活かし、客室内にダイニングスペースやキッチンを備えることで昨今インバウンド観光客を中心に急増している多人数・中長期滞在という新たな宿泊ニーズに対応可能なホテルとして運営する予定です。
本物件は、汐留シオサイト5区「イタリア街」の北端に位置し、低層部はレンガ調、高層部はイタリアンレッドのルーバーが印象的な、モダンな外観デザインが特徴です。客室内装は落ち着いたインテリアデザインを基調としながら、3面を開放的なカーテンウォールで構成する予定です。また、東京の夜景とともに眼下を行き交う新幹線やJR在来線など多彩な列車を上方から見下ろすビューをお楽しみいただけます。1階にはカフェとチェックインカウンターを兼ねたラウンジを設け、ゲストが近隣エリアの情報をインタラクティブに収集できる大型サイネージパネルを設置予定で、快適な滞在をサポートします。また、地下1階には宿泊者専用のトレッドミルとウェイトマシンを有するフィットネスジムを設置する予定です。
IREF Iでは、本件のような用途変更を通じたバリューアッド戦略なども含めた多面的なアプローチによって、対象物件の隠れた価値を引き出し、地域特性や時流に応じた物件の最適化を推進してまいります。今後も住宅、オフィス、ホテル、物流施設、商業施設、研究施設等の多様なアセットタイプにおいて、投資機会の発掘・創出に注力し、首都圏を中心に潜在的な成長性を有する全国主要都市への投資を戦略的に展開してまいります。
